IELTSスピーキングの採点基準:試験官はどうスコアをつけるのか
IELTSスピーキングのスコアは、4つの個別評価の平均で決まります。試験官が各レベルで何を求めているかを理解することが、最も効率的なスコアアップの道です。
4つの評価基準
各基準は0〜9で評価されます。スピーキングの最終スコアは、4つの平均を最も近い0.5に四捨五入したものです。
1. Fluency and Coherence(流暢さと一貫性)
どれだけスムーズに話し、アイデアが論理的につながっているかを測ります。
| Band | 特徴 |
|---|---|
| 5 | 通常は話し続けられるが、繰り返しや言い直しが目立つ |
| 6 | 長く話そうとするが、時に一貫性を失う |
| 7 | 目立った努力なく長く話せる。接続詞を柔軟に使う |
| 8 | 流暢に話し、繰り返しはまれ。テーマを一貫して展開する |
スコアアップのポイント: 長い沈黙を避け、ディスコースマーカー("Moreover"、"On the other hand"、"That being said")を自然に使いましょう。
2. Lexical Resource(語彙力)
語彙の多様性、正確さ、パラフレーズ(言い換え)能力を測ります。
| Band | 特徴 |
|---|---|
| 5 | 身近なトピックは対応できるが、語彙が限られている |
| 6 | トピックを議論するのに十分な語彙。一部不正確 |
| 7 | 語彙を柔軟に使用。一般的でない語やコロケーションを使う |
| 8 | 幅広い語彙。まれな語やイディオムを巧みに使う |
スコアアップのポイント: 同じ単語の繰り返しを避け、類義語やパラフレーズを意識的に使いましょう。"good"だけでなく、"remarkable"、"outstanding"、"beneficial"なども使えるようにしましょう。
3. Grammatical Range and Accuracy(文法の幅と正確さ)
| Band | 特徴 |
|---|---|
| 5 | 基本的な構造が中心。複雑な文を試みるがエラーが多い |
| 6 | 単純な構造と複雑な構造の混在。複雑な文でエラーがあるが理解を妨げない |
| 7 | 多様な複雑な構造。正確な文が頻繁に出る |
| 8 | 幅広い文法構造。ほとんどの文が正確 |
スコアアップのポイント: 仮定法、受動態、関係詞節、完了形など、多様な文法構造を自然に使う練習をしましょう。
4. Pronunciation(発音)
| Band | 特徴 |
|---|---|
| 5 | おおむね理解可能だが、エラーが頻繁。イントネーションの使用が限定的 |
| 6 | テスト全体を通じて理解可能。一部のエラーは理解を妨げない |
| 7 | 容易に理解される。イントネーションとアクセントを使うが、常に一貫しているわけではない |
| 8 | 発音の特徴を幅広く使用。ミスはまれ |
スコアアップのポイント: ネイティブのアクセントは必要ありません。単語のアクセント、文のイントネーション、連結発音を意識しましょう。
最終スコアの計算方法
例: FC 7 + LR 6 + GRA 7 + P 7 = 27 / 4 = 6.75 → 四捨五入してBand 7.0
もう一つの例:FC 7 + LR 7 + GRA 6 + P 6 = 26 / 4 = 6.5 → Band 6.5
簡単なセルフチェック
Part 3の質問に対する回答を1分間録音してから、以下を確認しましょう:
- 3秒以上のポーズはあったか?(流暢さの問題)
- 同じ単語を繰り返していたか?(語彙の問題)
- 単純な文だけを使っていたか?(文法の問題)
- 初対面の人に理解してもらえるか?(発音の問題)